2024年4月4日木曜日

個人のお宅でのコンサート

久々のコンサートでした。

ご自宅にブリュートナーを置かれて時々コンサートを

開かれている方にお声をかけていただき出演しました。

60年ほど前に製造されたブリュートナーはよく響く懐かしい音がします。

特にドビュッシーやフォーレにピッタリの音色。

黒塗りされていない木目のピアノからはは柔らかい音がします。

トークを入れて2時間ほどの少し長めのコンサートでしたが

お客様があたたかい雰囲気で集中して聴いて下さいました。

有名な曲もプログラムに入れるリクエストがあったので

久しぶりにショパンの幻想即興曲なども入れました。

自分で企画するコンサートとはまた違ったプログラミングになり

準備も新鮮でした。


こちらのお部屋は我が家の防音室の設計を担当してくださった

アーキノートの紅谷さんによるもの。

この日は紅谷さんもお客様としていらして下さいました。

我が家と同じくよく響く空間で気持ちよく弾けます。

紅谷さんはご自身もピアノを演奏なさることもあり

私も安心してお願いしました。

防音工事を検討される方はアーキノートさん要チェックです!


しばらく人前で弾かない間に自分も変わったのだなと思うことがありました。

以前より自分らしさを失わずに演奏を楽しめるようになったように感じます。















【当日のプログラム】

ドビュッシー 

  前奏曲集第1巻より

    ・亜麻色の髪の乙女 

    ・アナカプリの丘 

    ・沈める寺   

    ・パックの踊り 


フォーレ

  舟歌第6番 変ホ長調 op.70 


ラヴェル 

   亡き王女のためのパヴァーヌ

           ソナチネ

......................................................................................................

ラフマニノフ

   『音の絵』より 

           第2番 ハ長調 Op.33-2 

  『前奏曲』より

       ニ長調 op.23–4

       嬰ト短調  op.32–12 


ショパン 

    即興曲 第1番  変イ長調 op.29

            幻想即興曲 嬰ハ短調 op.66

    ノクターン 嬰ヘ長調 op.15-2

            舟歌 嬰ヘ長調 op.60

2023年7月23日日曜日

ピアノ以外の楽器を楽しむ

ピアノのレッスンに通う子供の生徒さんのなかには

そのうちに他の楽器を始める方もいます。

個人レッスンよりは大体は学校の吹奏楽やオーケストラに

所属することが多いですね。

私の生徒さんのことを思い返すとヴァイオリン、チェロ、

フルート、クラリネット、トロンボーンなど。

みんなとても楽しそうです。

これはピアノ指導者としては本当に嬉しいこと。

ピアノソロでは味わえない大勢とのアンサンブルは楽しいし、

ピアノで習ってきたことが大変役に立っていると言われて

生徒さんも私もニコニコです。

こういう生徒さんは積極的にコンサートにも行きますし、

音楽の裾野を広めることにピアノ教室が一役買っていると

考えるとやり甲斐も増します。



2023年6月29日木曜日

上達への近道:音楽を聞く習慣をつける

 

レッスンに通っておうちで練習する以外に上達する方法

があります。

「音楽をたくさん聴くこと」

です!


みなさんのおうちではどれくらい音楽を聴いていますか?


様々な音楽を聴くことで演奏表現の引き出しが自然と増えます。

音楽を聴いて心を揺すぶられる経験、音楽そのものに憧れる経験、

こういった要素が練習へのモチベーションにもなります。


音楽家の家庭に生まれると音楽家になる可能性が高くなる、

これは毎日音楽を聴いているからにほかなりません。


お子さんにピアノを習わせている親御さんは是非

音楽を聴く習慣をつけさせてあげて下さい。

今はCDを買う時代ではないかもしれませんが、

不快な広告を見ずに音楽を聞けるYouTubePremium(現在月1,200円ほど)

やAmazonprimeMusicなど、昔と違って良い音楽を安く

聴ける時代ですから活用したいものです。





2023年3月13日月曜日

感染対策につきまして

本日よりマスクの着用は任意で、と政府から発表がありましたが

レッスン室は防音で気密性が高いため、レッスン受講をされる際は

マスクの着用をお願いいたします。

今までの感染対策と同じ対応を暫くは続けていく予定です。

今後運用変更がございましたらお知らせいたします。

皆さまのご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。


●ご本人、またはご家族など身近な方に体調不良の方がいらっしゃる場合は

オンラインレッスンに切り替えて下さい。

直前でもオンラインレッスンに切り替え可能です。

健康上のご理由以外(天候不順・送り迎えが難しいなど)でも

オンラインレッスンに切り替え可能です。

●レッスン室は気密性が高いため当面の間付き添いの方の同室は

ご遠慮下さい。換気扇はありますが、防音性能重視の設計のため

2名在室でもCO2濃度がすぐに高くなってしまいますので、ご理解をお願いいたします。

●不織布マスクの着用をお願いします。

●入室されたら石鹸での手洗いorアルコール消毒をしていただきます。

●使い捨てスリッパを用意しておりますのでご使用下さい。

(大人サイズと子供サイズがあります)

●レッスンとレッスンの間隔を最低10分以上空け、換気、鍵盤と椅子の消毒を行います為、

教室への到着はレッスン時間より早くならない様にお願いいたします。

もし早く到着された場合はインターホンを鳴らさずに時間まで外でお待ち下さい。

お子様のお迎えの際も時間厳守でお願いいたします。

●ドアノブや椅子などはアルコール等で消毒いたします。

鍵盤はアルコール消毒を繰り返すと割れてしまうため、この様な消毒液を使用します。

→https://bnuhc.shop/

●レッスンではなるべく身体距離を保つように工夫いたします。

小さなお子様を除き、楽譜への記入は出来る範囲でなるべくご本人にしていただきます。

●トイレからの感染も指摘されていること、また限られたレッスン時間を有効に

使うためにもトイレはお家で済ませてからいらして下さい。


2023年3月1日水曜日

練習について・子供の場合

最近は「おうちで練習をしなくても良い」というピアノ教室があるそうです。

数年前に生徒さんのお母様からこの辺りにもその様な教室が

あると聞きました。

最初は驚きましたが、現代の忙しい子供のことを考えると

ニーズに合っているのでしょう。


ピアノ教室は沢山あり、方針も様々です。

☆アコースティックピアノ所有でないとレッスンを受けられない教室

☆電子ピアノで受講できる教室

☆毎日の練習が前提の教室

☆練習しなくても良い教室

etc.


当然ですがいろんな教室があり、

ニーズに合った教室を選ぶことは重要ですね。


当教室に通われようとしている方には

「ほぼ毎日練習し、レッスンでは練習の成果をチェックしてもらい

新しいこと習う」ルーティンが上達のためには欠かせないと

お伝えしています。

とてもシンプルですが、たしかに他の習い事に比べたりすると

ハードルが高いかもしれません。

しかしコツコツと練習を積み重ねないと上達しないですし、逆にそのことに

喜びを見いだせるようにならないと面白みの少ない習い事ではないかと

私は思っています。


どんなレベルであっても質の高い演奏を目指す、

美しい音色と演奏スタイルで、ということを目標としている当教室では

レッスンを受けたい方には次のことをお願いしています。


♪ほぼ毎日の練習。

♪音楽を聴く習慣をつけること。


この2点だけです。

「音楽を聴く習慣」について詳しくはまたの機会に書きますが、

この2点を実践するのは子供のレッスンの場合は保護者です。

保護者が音楽を沢山聴かせてあげて、練習の習慣をつけてあげて、

練習に応えてくれる楽器を出来る範囲で用意する。

大変そうに聞こえるかもしれませんが、習慣に出来るかどうかなので

習慣にしている生徒さんは特別なことだと思わずやっています。


練習させるのが大変という保護者の方へいつもアドバイスするのは

「練習時間を決める」

そして

「練習しなさい」ではなく「〇〇ちゃんのピアノが聴きたい」

とお声がけして下さい。


特に朝学校に行く前に10分でも練習する、

またはソルフェージュ課題だけでも済ませ、帰宅してから練習をする。

朝の練習や勉強は頭もクリアでとっても効率の良い方法ですよね。

私も小学校から高校まで、通学前に必ず練習していました。

この習慣をつけさせてくれたのは一緒に住んでいた祖母でしたが

いまでも感謝しています。


2023年2月9日木曜日

ピアノ選び・レンタルという選択

当教室では集合住宅の規約等でアコースティックピアノを置けない方には

お家のピアノが電子ピアノの方でもレッスンしていますが、基本的には

アコースティックピアノをおすすめしています。


電子の音とアコースティックの音は似て非なるものです。

弾いた時の微妙な感触や体に響く音色はアコースティックピアノでしか体現できません。

電子ピアノで練習する生徒さんは音色やタッチに対する感性を育てるのは難しく、

レベルが上がってくるにつれて表現したくても出来ることが限られてきます。


またフレッシュな感性のお子様にこそ、電子でない美しい音を聞きながら

育ってほしいと考えております。

集合住宅の規約上、電子ピアノを使用する生徒さんもいますが、

環境的に可能な生徒さんにはアコースティックピアノの

ご用意をおすすめしています。


最近はレンタルピアノの業者さんが増え、安いところでは月額3,000円程度で

レンタル出来るところもあり、子供のレッスンが続くか

わからないとお悩みのケースなどにおすすめです。


2023年1月12日木曜日

明けましておめでとうございます

2023年が穏やかで良い年となりますようお祈りいたします。 

ブログ放置しすぎですね・・
 SNSやInstagramではぼちぼち発信しているのですが。 


 昨年はどんな年だったかというと、相変わらずのコロナ禍でリサイタルのキャンセルがあり、コンサートでの演奏の機会は全くありませんでした。 

レッスンに関してはオンラインレッスンが普通になってきたことは以前では考えられなかったことです。 

遠方や地方、海外の生徒さんのオンラインレッスンが増えました。 
昔教えていた生徒さんがオンラインレッスンで戻ってくるケースもちらほら。 
嬉しいことです。 
オンラインレッスンだけでコンクールで賞を取る生徒さんもいて、時代は変わったなぁと思います。 
海外で常夏の国にいらっしゃる方のオンラインレッスンでは、今の季節生徒さんの服装と私の服装のギャップがすごくて可笑しいです。
あちらはタンクトップ、こちらはタートルネック(笑)

フランスの恩師バルダ先生とはWhatsAppで頻繁にビデオ通話。 
インターネットの恩恵はすごいです。 
11月に東京芸術劇場で行われたバルダ先生のコンチェルトの夕べはそれはそれは素晴らしいものでした。
 誰にも真似の出来ない生き生きとした音楽を聴けて感激。 

 フランス人の先生方のマスタークラスが再開されたのも昨年からでした。 
9月にイヴ・アンリ先生、11月にジャン=マリー・コテ先生のレッスン通訳がありました。















こちらはジャン=マリー・コテ先生と。 



そしてコテ先生の通訳の直後にコロナに感染・・・ 
 熱と頭痛が特に辛かったのですが、感染から2ヶ月経った今も喉の違和感が消えません。 
やっぱり普通の風とは違うと思いますよ、私は。 


 さてさて、前回(1年前)のブログに登場した保護猫のミカちゃんはあの後素晴らしいご家族との縁を得て お姫様のように暮らしています。


















そして・・新しい保護猫がやってきました(というか捕獲器で捕まえました!)
ミカちゃんの兄妹のモコちゃんです
















大分慣れてきて甘えてくれるようになりました。
ミカちゃんのように素敵なご縁がありますように!

個人のお宅でのコンサート

久々のコンサートでした。 ご自宅にブリュートナーを置かれて時々コンサートを 開かれている方にお声をかけていただき出演しました。 60年ほど前に製造されたブリュートナーはよく響く懐かしい音がします。 特にドビュッシーやフォーレにピッタリの音色。 黒塗りされていない木目のピアノからは...